第3国開催ではあるが、ホームとなる中国のスタメンは、
1 ヤン・ジュンリン、2 リー・アン、3 ワン・シェンチャオ、5 チャン・リンポン、6 ジャン・グアンタイ、20 ワン・ガン、7 ウー・レイ、13 ジン・ジンダオ、15 ウー・シー、19 イン・ホンボー、9 エウケソンの5-3-2。
アウェー日本のスタメンは、
12 権田修一、3 室屋成、22 吉田麻也、16 冨安健洋、5 長友佑都、6 遠藤航、7 柴崎岳、14 伊東純也、17 久保建英、18 古橋亨梧、15 大迫勇也の4-2-3-1。
日本の勝利立ち上がりから、中国は、5バック上に2トップも自陣深く守ってきて、とにかく失点を嫌う形で、日本は、そのボールを奪って仕掛けるという展開でしたが、立ち上がり早々、中国の5番チャンが、プレーの中で芝に足を取られて痛め、ピッチ上に倒れ込んで、6分に22番ジューと交代。
日本は守りを固める中国に対して、右サイドの室屋成が積極的に攻め上がり、それに合わせて伊東純が中に絞って、大迫勇と久保建との近い距離でボールを引き出すように動くことで、CHから縦に当てる形で中国の守備を崩しにかかる。
日本が押し込んで、中国陣内で試合は進んでいくが、中国がゴール前で人数をかけて守るために、日本はなかなかゴール前に入っていく事が出来ず、柴崎岳や長友佑がミドルシュートを狙うも枠をとらえることが出来ず。
38分には、久保建のミドルシュートは、GKがはじくが、このこぼれ球を伊東純がいち早く詰めてGKの目の前で左に流すと、フリーの大迫勇がシュート、しかし、これはポスト直撃でノーゴール。
しかし、40分、自陣から繋いで、右サイドの伊東純が一瞬縦に加速してDFを抜くと早いクロス、これは難しい高さだったが、飛び込んだ大迫勇が足で合わせてゴール、日本が先制する。
後半に入って、1点を追う中国は、5バックは変わらないようだが、2トップが高い位置に残るようになる。
日本は古橋亨が足を痛めたのか、ピッチ上に座り込んでしまい、日本も急遽50分に、原口元と交代する。
中国が高い位置からプレスを仕掛けてくる事で、日本に対して攻めに転じてきていて、試合の流れは、中国に変わる。
高い位置からくる中国に対して日本はなかなか、思い通りに攻められない、ただ、中国も焦りからか若干ラフなプレーも増えてきて、中盤での潰し合いの様相を呈するようになってくる。
なかなか前線でボールが収まらなくなった日本は、76分、伊東純に代えて鎌田大を投入する。
日本が攻められない中で、時間は経過していく、88分、長友佑に代えて佐々木翔を投入。
アディショナルタイム、強引に攻め込んできたところで、権田修が左サイドからのクロスに飛び出して止めに入ったところ、芝が滑らず引っかかって、肩を痛めるが、そのままプレーは続行。
その後、日本はチャンスを作るが追加点は奪えないまま、試合終了、日本が勝点3を手にする。
最低限の結果を手にするお互いに初戦を落としている事から、何が何でも勝点3が欲しい試合で、ある意味予想通りというべきか、中国が人数をかけて守りを固めてきて、日本がそこをどう突破するかという試合になった。
予想外だったのは、2トップ、もしくは、エウケソンだけでも前線に残してカウンターを中国は狙ってくるのかと思っていたが、2トップすら自陣深く守っていて、ボールを奪ってロングフィードでカウンターを中国は狙っても、スタート位置が低いために、日本は中盤で吉田麻などがきっちりと跳ね返すので、攻撃を続けることが出来て、極端な時には、権田修以外のピッチ上の21人が中国陣内でサッカーをやるような、ある種の一方的な展開になっていた。
そんな中でも、がっちりと固める中国の守備を攻めあぐねて、点が取れず、38分には、大迫勇がフリーでの決定的なシュートをポストに当てた時には、正直嫌な気配があったものの、そのすぐ後に、難しいボールを蹴り込んでくれて先制することが出来た。
その後も、中国は前半は守りに徹していたが、後半は一転して、前に出てきた。
この辺も、個人的な意見ですが、予想通りの展開と言えただけに、そこで裏をとって追加点を奪って欲しい所ではあったが、中国はファールも多いが、前半よりも球際に厳しくきて、日本が攻められなくなってしまった。
それでも、最終ラインは冷静で、中国の攻撃に完全に対応していたので、失点は無いだろうなという展開のまま終了。
何とか最低限の結果である勝点3を取ることが出来た。
悪い日本のサッカー何とか勝つことが出来たのだが、何というか、日本のサッカーは、数年前に退化したように感じるのは気のせいだろうか。
かつて、オシム監督が各駅停車と称したような、日本のテンポの悪いサッカーは、改善されていなかったように思える。
オマーン戦は、雨の影響かとも思われたが、やはり、今の日本のサッカーはレベルが落ちているように思える。
例えば、サイドの高い位置でボールが入る事もあったが、そこで、前に相手がいると、一旦下げる。
それ自体は悪くはないが、結果、ただ、下げただけで、次の展開が見えないまま、ボールが回っている。
例えば、下げた後、斜めに中に入ってボールを引き出したり、死角から裏を狙うとか、そういう動き出しはなく、下げて終了、また、ボールを受けた方も、下げた所、もしくは近い選手の足下に簡単にボールを預けるだけ、早いボールを入れて、逆サイドへと一気に展開して、相手の守備を広げるとか、そういうプレーが無く、サイドからサイドまで、4人くらいが足下で繋ぐだけで、中国の守備はゆっくりスライドするだけですから、崩れるわけもない。
DFの間に飛び込むような無駄走り、早かったり、飛ばすようなボール回し、そういうプレーが無くなってしまった。
点は入って勝つことが出来たが、今の日本の攻めに、怖さはなく、何とか、欧州組もシーズンが始まってくる事で、コンディションが上がると、もう少しマシになると信じたいが、それ以上に、もう少し考えたプレーが出てきて欲しい所だ。
芝この試合の会場は、おそらく来年のWCでも使われるかと思うのだが、正直、芝の質は悪かったのだろうか?
画面からは綺麗に見えていたが、開始早々に、中国の選手が芝に足を取られて痛めてしまい急遽交代する事になりましたし、終了間際に権田修が同じように引っかかって肩を痛めた。
他にも、どちらのチームも何度か、芝に引っかかっているようなシーンが見受けられた。
滑ろうとした所で引っかかると、大けがの元になる。これは、芝の状態なのか準備の問題なのか分かりませんが、来年のWCまでに改善を期待したい。
Close.↑
黒瀬杜氏の技術に、十年という時の流れが加わることで生れた、まろやかさと深み。
こちらは和水していない原酒なので、和水タイプの酔十年より深みが増し、濃厚さを感じます。
厳選された新酒を貯蔵するため、ごくわずかの数量しか市場に出回りません。
芋焼酎ファンの皆様、お求めはお早めに!